高知県高知市で開催予定の日本てんかん学会に先立ち,同学会の社員総会(代議員会)が開催されました.新理事長として九州大学教授の飛松省三先生が選出され,中里教授も新しい理事会のメンバーに選ばれました.
来る平成26年1月18日(土),第8回東北てんかんフォーラムが仙台市にて開催されます.
詳しい案内は,こちら(PDF)から.
病気による自動車運転事故を減らすには良い医療の提供が不可欠です.日本のてんかん医療の現状に関する厚労省研究班(班長:大槻泰介)の調査を基に,てんかんによる自動車運転事故を減らすには何をすべきなのか,皆様と共に考えます.
日時:平成25年11月16日(土)13:30~16:30
場所:TKP品川カンファレンスセンター(東京都港区高輪)
対象:医療・報道・行政・立法・患者会関係者・一般市民
申し込み:先着200名(詳細は,こちらのPDFをご覧下さい)
北九州市小倉で開催予定の日本てんかん学会に先立ち,同学会の社員総会(評議委員会)が開催されました.新理事長として東京女子医科大学名誉教授の大澤真木子先生が選出され,中里教授も新しい理事会のメンバーに選ばれました.
第46回日本てんかん学会サテライト行事「てんかんと社会」国際シンポジウムが,8月24日に東京都内で開催されました.シンポジウムは第1部「てんかんと社会」と,第2部「Epilepsy and Society」 が行われ,てんかんを巡る諸問題について,海外の研究者も交えて活発な議論が行われています.第1部の冒頭では,中里教授が「てんかんと偏見~その本質は何か~」と題した講演を行いました.本日刊行された Medicament News には,その概要が掲載されています.同誌よりPDF版の掲載許可を得ましたので紹介します.
詳しい内容は,こちらの資料(PDF)をご覧下さい.
来る11月17日(日)13:00より15:00まで,東北大学大学院医学系研究科において障害科学専攻大学院説明会が開催されます.
てんかん学分野においても,障害科学専攻前期(修士課程)および後期(博士課程)の平成26年4月入学者の追加募集を行っています.
説明会は,運動学・行動医学・てんかん学・内部障害学・高次機能障害学・音楽音響医学・融合医工学との合同開催です.
詳しい会の案内は,こちらの資料(PDF)をご覧下さい.
本日付けで,岸本百合が障害科学専攻前期(修士課程)に入学しました.岸本は米国の大学で心理学を学んで帰国しており,今後は藤川真由助教と一緒に,てんかんをもつ方のさまざまな問題に取り組んでもらう予定です.ホームページのスタッフ紹介は,もう少々お待ち下さい.
来る11月2日(土)午後,第6回てんかん包括医療東北研究会が仙台市にて開催されます.
テーマは「神経救急における脳波・てんかん学の意義」です.
講師に久保田有一先生(朝霞台中央病院脳神経外科部長)をお招きして,「救急現場の見えない"発作"の診断と治療 ~さらなる意識回復を求めて~」と題した特別講演も予定されています.
詳しい案内は,こちら(PDF)から.
本日付けで,藤川真由助教が医学系研究科てんかん学分野助教としてスタッフに加わりました.藤川助教の専門分野はリハビリテーション心理学.これまで米国の大学で心理学を学び,ウィスコンシン大学マジソン校にて,つい先日PhD(博士号)を取得されたばかりの若手ホープです.アメリカでの臨床経験を活かして,てんかん患者の抱える多くの問題に,新たな解決の道を見つけて欲しいと願っています.ホームページのスタッフ紹介は,もう少々お待ち下さい.
本日開会した国際臨床脳磁図学会(International Society for the Advancement of Clinical Magnetoencephalography = ISACM)の第4回大会における理事の改選において,中里信和教授が5名の新理事に選出され,その中での次期理事長(President Elect)に決まりました.2015年夏の第5回大会はヘルシンキで開催予定ですが,2017年の第6回大会は仙台にて開催されることが決定しました.
第54回本神経学会学術大会におけるてんかん関連のセミナーの取材記事が,本日発行の Medicament News(株式会社ライフ・サイエンス)に掲載されました.司会は亀山茂樹先生(国立病院機構西新潟中央病院院長),講演は中里信和(東北大学てんかん学分野教授)による「てんかんにおける診療連携の重要性」と,赤松直樹先生(産業医科大学神経内科准教授)による「てんかんの診断と治療の勘どころ」です.
記事のPDF版は,<こちらをクリック>して下さい。
第39回てんかん症例検討会を下記の要領で開催いたします。
日時 2013年8月24日(土)15:00~
場所 東北大学医学部4号館2階 てんかん科会議室(Cafe)
幹事 東北大学病院脳神経外科 岩崎真樹
お車でお越しの方には外来駐車場の無料券を配布いたします。
飲み物、軽食を用意してお待ちしておりますので、皆様ふるってご参加ください。
詳しい案内は、<こちらをクリック>して下さい。
難治性てんかんに対する脳梁離断術の際,時々刻々と変化する脳表脳波の様子を,左右半球間のコヒーレンスとして解析した研究です.脳梁離断の効果が手術中に確認できる手法として注目されます.
Okumura E, Iwasaki M, Sakuraba R, Itabashi I, Osawa SI, Jin K, Itabashi H, Kato K, Kanno A, Tominaga T, Nakasato N: Time-varying inter-hemispheric coherence during corpus callosotomy. Clin Neurophysiol, 2013 [Epub ahead of print] (PMID:23756060)
来る7月20日(土)午後,第7回東北てんかんフォーラムが仙台市にて開催されます.
詳しい案内は,こちら(PDF)から.
第7回日本てんかん学会東北地方会のプログラム・抄録集が公開されました.
こちらをクリックしてPDFでのダウンロードが可能です.
河北新報のコラム「プリズムー身近なサイエンス」に中里教授が連載中でしたが、本日の掲載が最終回になります。2013年2月からのロングラン連載でした。
第20回「てんかん診療理想形/来た、見た、勝った」を掲載しました。
全20回分の連載はこちらから。
河北新報ホームページ「コルネット」から「プリズム」に入るにはこちらから。
3月26日はパープルデイ.カナダに住む8歳の女の子(キャシディ・メーガン)の思いが起点となり,2008年に発足した「てんかん啓発活動」の日です.詳しくはこちら.昨年に引き続き本年も,東北大学てんかん学分野ではこの日にスタッフが紫色をひとつ身に付けて,活動を応援しました.
パープルデイから送られた大使認定証と,メッセージをご紹介します.
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June 3, 2013
Dear Friend,
We wanted to take this opportunity to thank you for all your dedication supporting Purple Day and promoting awareness of epilepsy in your region. Purple Day 2013 was our biggest Purple Day yet. You can check out the full list of Participants from around the world on the Participants page.
To thank you for all your help making Purple Day 2013 a massive success, we would like to present you with an Ambassador Certificate (attached).
We also invite you to Like us on Facebook and share your Purple Day photos. In addition, you can follow us on twitter @purpleday.
We look forward to working with you again next year!
Thank you for supporting Purple Day!
Sincerely,
The Purple Day Team
www.purpleday.org
書籍「ドクターズガイド(時事通信出版局)」、ならびに同書籍の電子版に、中里信和教授が掲載されました。
病気別の情報検索で「てんかん」の項目をご覧下さい。
先週、大分市で開催された第55回日本小児神経学会において、柿坂庸介助教が「田原淳(Sunao Tawara)賞」を受賞しました。
受賞の対象となったのは英語セッションでの発表(Kakisaka Y, Kure S: Unique magnetoencephalography interictal spikes and seizure onset: known and unknown advantages)です。
脳内に結節が多発する結節性硬化症の難治てんかんは、しばしば外科治療が困難です。この論文は、脳梁離断術を行ったところ、術前には分からなかったてんかん焦点がはっきりし、2回目の手術でてんかん焦点の結節を切除して発作が消失した患者さんを報告しています。近年、脳梁離断術の診断的意義が注目されています。
著者の佐藤圭亮先生は、脳神経外科で臨床実習を行い、卒業後は坂総合病院で初期研修をします。
脳梁離断術によりてんかん焦点が顕在化した多発結節を伴う結節性硬化症の1例.
脳神経外科 41:421-428, 2013
[A primary epileptogenic tuber revealed after corpus callosotomy in a
patient with tuberous sclerosis complex and multiple tubers]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23648659
第5回てんかん包括医療東北研究会を下記の要領で開催いたします.
日時 2013年5月25日(土)18:00~
会場 ホテルメトロポリタン仙台(仙台市青葉区)
一般講演
演者 加藤量広先生(東北大学大学院 神経内科学分野・てんかん学分野)
演題 「側頭葉てんかんにおける発作時心拍変化」
特別講演1)
演者 谷口充孝先生(大阪回生病院 睡眠医療センター 部長)
演題 「睡眠センターにおける診療の実際と今後の課題」
座長 中里信和先生(東北大学大学院 てんかん学分野 教授)
特別講演2)
演者 藤井正美先生(山口大学医学部附属病院 手術部/脳神経外科 准教授)
演題 「てんかん外科と医工連携」
座長 冨永悌二先生(東北大学大学院 神経外科学分野 教授)
詳しい案内は、<こちらをクリック>して下さい。
オプトジェネティクス(光遺伝学)は、光によって神経活動を直接操作する新しい技術です。この研究ではチャネルロドプシンと呼ばれる光感受性タンパク質を使用しました。チャネルロドプシンが導入された神経細胞に青色の光をあてると、その神経細胞が興奮します。Osawaらは、チャネルロドプシンを導入したラットの海馬に青色光を間欠的に照射して、即時にてんかん発作を再現することに成功しました。
新しいてんかん発作のモデルとして期待される手法です。光を用いているために、てんかん発作が生じるときの脳波をきれいに測定できます。てんかん発作が生じる生理的メカニズムを探るために有用なモデルと考えています。
Optogenetically Induced Seizure and the Longitudinal Hippocampal Network Dynamics.
PLoS ONE 8(4):e60928. (http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0060928)
毎年3月26日は「パープルデー」です。
てんかんを正しく理解してもらうためのキャンペーンの一つで、この日に紫色の物を身に着けようと名付けられました。欧米では紫は「孤独」を意味します。てんかんと診断されても孤立しないように、との趣旨です。
「私はキャシディ、9歳です」で始まるパープルデーのホームページ(http://www.purpleday.org)には「てんかんがありますが、普通に暮らせます。てんかんで独りぼっちだと感じている人がいたら、ここに仲間がいることを知って」と書かれています。
カナダに住むキャシディ・メイガンの両親は、てんかんであることを学校で隠すよう娘に勧めました。しかし彼女は、公表する方が友達が助けてくれると考えたのです。
2008年3月26日、キャシディの担任の先生は、てんかんを理解するための特別授業を行いました。その話を地元であるノバスコシア州のてんかん協会が取り上げたことを契機に世界中に広がる活動となりました。
てんかんへの偏見をなくすには正しい知識の普及が唯一の解決策です。しかし、人によって症状が異なり複雑であることから、テレビ番組や新聞記事で一度に全てを説明することは困難です。
3月26日の今日、東北大学病院てんかん科のスタッフは、紫色の物を何か一つ身に着けて診療に当たりました。仕事を終えて、勢ぞろいした写真です。
てんかんの啓発活動は今日だけのものではありません。これからも息長く、力強く、そして明るく続けて行きたいと願っています。
てんかんの手術方法のひとつである脳梁離断は、発作を軽減する目的で行われます。私たちは、小児の難治全般てんかんの一部に脳梁離断が高い発作抑制効果をもたらす例があることを過去に報告しました。今回 Seizure 誌に掲載された Iwasaki の論文は、脳梁離断術後の保護者満足度を調査しています。発作の軽減に比例して、手術に対する概ね良好な満足が得られ、特に発作が完全消失している例では明らかに高い満足度が達成されることが分かりました。発作消失は脳梁離断術における重要な治療目標であり、そういった例の特徴を明らかにすることの重要性が示されました。
Iwasaki M, Uematsu M, Nakayama T, et al. Parental satisfaction and seizure outcome after corpus callosotomy in patients with infantile or early childhood onset epilepsy. Seizure. 2013 Jan 28
PMID: 23369272 (http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23369272)
第34回てんかん症例検討会を下記の要領で開催いたします。
日時 2013年3月9日(土)15:00~
場所 東北大学医学部4号館2階 てんかん科会議室(Cafe)
幹事 東北大学病院脳神経外科 岩崎真樹
お車でお越しの方には外来駐車場の無料券を配布いたします。
飲み物、軽食を用意してお待ちしておりますので、皆様ふるってご参加ください。
詳しい案内は、<こちらをクリック>して下さい。
第33回てんかん症例検討会を下記の要領で開催いたします。
日時 2013年2月16日(土)15:00~
場所 東北大学医学部4号館2階 てんかん科会議室(Cafe)
幹事 東北大学病院脳神経外科 岩崎真樹
お車でお越しの方には外来駐車場の無料券を配布いたします。
飲み物、軽食を用意してお待ちしておりますので、皆様ふるってご参加ください。
詳しい案内は、<こちらをクリック>して下さい。
第31回てんかん症例検討会を下記の要領で開催いたします。
日時 2013年1月19日(土)15:00~
場所 東北大学医学部4号館2階 てんかん科会議室(Cafe)
幹事 東北大学病院脳神経外科 岩崎真樹
詳しい案内は、<こちらをクリック>して下さい。
なお、当日は午後6時より隣の艮陵会館にて第6回東北てんかんフォーラムを開催いたします。
「てんかん患者の社会生活支援」と題して静岡てんかんセンターの久保田先生にご講演いただきます。
皆様、こちらも奮ってご参加ください。