2012年開催の第42回日本臨床神経生理学会学術大会における推薦論文として、大学院博士課程3年櫻庭理絵さんの論文が、雑誌「臨床神経生理」に掲載されました(櫻庭理絵,岩崎真樹,神一敬,板橋泉,加藤量広,板橋尚,中里信和:Brain electrical source analysis (BESA) epilepsy を使用した長時間脳波判読補助:棘波検出の効率化の検討.臨床神経生理学 42: 78-83, 2014)。長時間ビデオ脳波モニタリングの脳波判読において、自動検出ソフトウェアBESA-Epilepsy を用いて効率化を目指した研究です。これにより、脳波判読の大幅な時間短縮が期待出来ます。
本日発売のMedicament News 2014/7/15号には、学会ハイライトとして「てんかん分野における遠隔医療と診療連携の可能性」と題する記事が掲載されています。これは第55回日本神経学会学術大会のシンポジウム(2014年5月23日、福岡)において、溝渕、中里、寺田、大槻の4氏が講演した内容をまとめたものです。とくに溝渕雅広氏(中村記念病院神経内科、札幌市)と当分野とが、ハイビジョン遠隔会議システムを用いて実施している遠隔医療、診療連携の様子が詳しく取り上げられています。記事の全文はこちら(PDF)から(掲載許可取得済み)。
第38回日本てんかん外科学会は2015年1月15・16日と、都市センターホテル(東京)で開催されます。主催は東北大学で、てんかん学分野の中里信和教授が会長、神経外科学分野の冨永悌二教授が副会長をつとめます。本日、ウエブサイトが誕生しました(こちら)。演題募集期間は2014年8月21日オープンで、2014年10月21日正午が〆切予定です。
第8回日本てんかん学会東北地方会は、2014年7月12日(土)午後1時より仙台市の江陽グランドホテルで開催されます。大会長は東北大学小児病態分野教授、呉繁夫先生です。
プログラム・抄録集は、こちらからダウンロードできます。
2014.6.5開催の東北大学大学院医学系研究科の研究倫理ゼミ第1回、中里教授による講義「てんかん診療における心理と倫理」に関して、聴講者の大学院生がまとめた聴講レポートが、ホームページ上に掲載されました。
留学生も多数参加していたため、当日の講義は英語7割日本語3割となりましたが、講義内容をまとめた日本語レポートの文章はとても素晴らしく、中里教授によると「自分で作った抄録よりも、はるかに読みやすい」とのことです。
詳細はこちらから.
来る平成26年7月12日(土)18:00~、仙台は江陽グランドホテルにて、第9回東北てんかんフォーラムが開催されます.
プログラムの詳細は、こちら(PDF)から.
平成26年4月2日に開催された中里教授によるメディア・セミナーを受けて,これまでに40件を超える記事が新聞・雑誌・ウエブ上に掲載されています.4月3日から5月15日までの一覧は以下のとおり.
メディア掲載一覧(PDF)
来る平成26年6月14日(土)1800~、仙台サンプラザホテルにて、第7回てんかん包括医療東北研究会が仙台市にて開催されます.今回は「てんかん包括医療6都物語」をテーマとして掲げました。6都市とは、仙台、ニューヨーク、広島、ジャワーカトマンズ、鹿児島です。プログラムの詳細は、こちら(PDF)から.
平成26年度の大学院講義は以下のとおりです。
1.海馬倶楽部(てんかん学概論)
・開講日時:毎週月曜 17:30~18:30
・開講場所:医学部4号館2Fてんかん学分野セミナー室(Cafe)
・内容:Journal Club 形式で、てんかん関するあらゆるテーマを取り上げる勉強会です。話題は、基礎研究から、臨床医学、心理社会問題まで広範に及びます。メンバーの学会発表 preview も、ここで行っています。
2.EMU Round(てんかん学実習)
・開講日時:毎週火曜 15:00~16:00
・開講場所:東病棟12階SGT室
・内容:Epilepsy Monitoring Unit を含む包括的入院検査の症例検討会です。てんかん科には毎週4名の新入院を受け入れています。約2週間の検査を受けて退院した翌週に、すべての検査結果がこの症例検討会にかけられます。患者一例ごとに、主治医による病歴紹介、長時間ビデオ脳波モニタリング検査結果、画像診断、心理学的評価などが供覧され、診断に関する討論を経て、今後の治療方針について決められます。医師・看護師・心理士・脳波検査技師・薬剤師など多職種が一同に会する貴重な会議となっています。
3.脳波勉強会(臨床神経生理学特論)
・開講日時:毎週火曜 16:00~17:00
・開講場所:医学部4号館2Fてんかん学分野セミナー室(Cafe)
・内容:若手の医師や脳波検査技師が中心となり、脳波アトラス、教科書、最新文献の輪読により、てんかんや睡眠を含めた脳波判読の基礎を学ぶ勉強会です。
4.Wilder Penfield Club(臨床神経生理学実習)
・開講日時:毎週火曜 17:00~18:00
・開講場所:医学部4号館2Fてんかん学分野セミナー室(Cafe)
・内容:てんかん学分野と関連講座の講師陣によるセミナーです。話題は、脳波、脳磁図などの電磁気生理学的手法を用いた脳機能研究・てんかん診断の話題や、臨床てんかん学、心理学なども含まれており、医学系研究科てんかん学分野および加齢医学研究所神経電磁気生理学分野における最新の研究成果が紹介されます。開講日ごとの講師陣の名簿とテーマに関しては、こちら(PDF)をご覧下さい。
新年度に入って,東北大学てんかん学分野・東北大学病院てんかん科には,新しく2名の新人が加わりました.
北澤悠先生は神経内科医です.本年4月より横浜市立大学の大学院博士課程に入学するとともに,てんかんの臨床を学ぶために1年の予定で東北大学病院の医員に採用されました.先月,長男が誕生したばかり.趣味は登山.
岩城弘隆先生は精神科医です.陸上自衛隊青森駐屯地に勤務していましたが,本年4月より青森県八戸市にある湊(みなと)病院北東北てんかんセンターに勤務するとともに,社会人枠で大学院博士課程に入学しました.私たちにとっては第一号の精神科医です.趣味はチェロ.