脳梁離断の手術前後の脳波所見と,治療成績とを検討した研究です.
Iwasaki M, Nakasato N, Kakisaka Y, Kanno A, Uematsu M, Haginoya K, Tominaga T: Lateralization of interictal spikes after corpus callosotomy. Clin Neurophysiol. 122: 2121-2127, 2011 (PMID: 21570340(新しいウィンドウで表示))
2011年8月28日~9月1日までの日程で,ローマにおいて国際てんかん学会が開催中されました.
2011年8月29日には「天災とてんかん医療」と題された特別セッションが開催され,日本からは中里教授が招待され,東日本大震災に際して生じた諸問題と,それに対する日本てんかん学会の対応について講演しました.
Date fm(新しいウィンドウで表示)の朝の生放送ワイド番組「Crescendo」では,6月から8月にかけての毎週月曜朝「知って安心、身近な病気てんかん」というコーナーが登場しました。中里信和教授がコメンテーターとして,番組のパーソナリティー石垣のり子さんと共に「病名は知っていても実はよく知られていない、それでいて結構身近な病気てんかん」について語りました.最終回は2011年8月29日に終了しましたが,東北大学医学部ホームページより,放送をダウンロードして聴取可能です.
てんかんの病名はよく知られている反面,正しい知識は実はよく知られていません.それでいて身近な病気.今回の企画は,東日本大震災で露呈した問題を解決すべく,東北大学医学系研究科てんかん学分野が中心となって番組を企画し,日本てんかん学会,日本てんかん協会,宮城県医師会,仙台医師会の後援・協力を得て実施されたものです.この活動は、製薬会社のグラクソ・スミスクライン(株)がスポンサーとなりました.
2011年8月27日,仙台市青葉区(江陽グランドホテル)で市民のための医学公開座談会「知って安心、身近な病気てんかん」が開催されました.
パンフレットはこちら(PDF)から.
2011年7月9日,仙台市青葉区(江陽グランドホテル)で日本てんかん学会東北地方会が開催されました.プログラム・抄録集はこちら(PDF)です.
2011年7月9日,仙台市青葉区(江陽グランドホテル)で第3回東北てんかんフォーラムが開催されました.パンフレットはこちら(PDF).
この研究会は,てんかん医療に携わる医師・医療関係者の知識・技術の向上に貢献することを目的として発足しました.てんかん診療をチーム医療として包括的に行うための連携強化を重視しています.第1回のテーマは「てんかんの脳波検査を考える」.脳波に関する技術的な講演を,日本光電工業の南謙司氏,東北大学てんかん学分野の神一敬講師が行い,最後,京都大学大学院医学系研究科臨床神経学分野助教の松本理器先生が,「京大病院でのてんかん内科・外科診療の実際」と題する特別講演を行いました.
震災の影響で参加者があつまるか心配もありましたが,130名以上の方がご参加下さいました.主催者側の予想をはるかにこえたため,急きょ,会場に椅子を大量に搬入するという「うれしい悲鳴」の状態でした.
次回の開催は半年後の11月19日(土)を予定しています.
医薬情報&マーケティング誌の「Monthlyミクス」5月号には,「東日本大震災から学ぶ」と題した特別企画が掲載されています。第1部「医師が見た災害医療の現場 地域医療再生への願い」において,小川彰(岩手医科大学学長),中里信和(東北大学てんかん学分野教授),森悦朗(東北大学高次脳機能障害学分野教授)の3名へのロングインタビュー記事が掲載されています。
記事はミクス Online(新しいウィンドウで表示) でも見ることができます。現在,岩手・宮城・福島で業務するすべての方々(製薬企業,医薬品卸,医師,薬剤師,看護師その他医療従事者,医学・薬学教育,等)にたいして,すべてのコンテンツが期間限定で無料開放されています。
雑誌「New Leader(新しいウィンドウで表示)」5月号の最終ページのコラム「ONLY YESTERDAY」に,「てんかんは不治の病ではない 日本には専門医が少なすぎる」と題された中里教授のエッセイが掲載されました。
本日18:30より,東北大学病院てんかん看護勉強会が開催されました。
新人のスタッフを迎え,初回のテーマは「てんかん診療の基礎知識」として,てんかん科の神一敬講師による講義が行われました.
詳しい資料はPDFとして配布されます.希望者は神講師(jinkazu2007 (アットマーク) gmail.com)までご連絡下さい。