てんかん学分野・てんかん科 新着情報アーカイブ

2020.3.21

宮城パープルデー・オンラインが成功裡に終了しました

宮城パープルデー2020「知って安心、てんかんと就労」を、3月21日(土)にオンラインで開催しました。当分野主催のパープルデーイベントは6回目となりましたが、今回は新型コロナウイルス感染症の予防および拡大防止のため、初の試みとして、オンラインでのイベントを実施する運びとなりました。

当日は、イベント開始の30分前より国内外から続々とオンラインでの参加者が接続してくださいました。

イベントは、風間みなみさん(エフエム仙台パーソナリティー)の司会のもと、中里信和教授(東北大学病院てんかんセンター長)のオープニング、伊達武将隊からの力強いコメント、さらにはカナダから、パープルデー創始者のキャシディーさんのオンラインでのサプライズ登場によるメッセージと続き、一気に盛り上がりました。

続いて、てんかん科の浮城医師による「知って安心、てんかん」と題した講演があり、さらに出演者全員によるパネルディスカッションが行われました。ここでは齋藤涼平さん(仙台市障害者就労支援センター支援員)も加わり、てんかんをもつ方の実際の就労支援のお話がありました。さらに、サプライズゲストとして石垣のりこさんが登場しました。石垣のりこさんは、これまでのパープルデーイベントでは継続して司会をつとめていただいたエフエム仙台パーソナリティでしたが、昨年7月からは参議院議員として活躍中です。現在、てんかんなどの障害をもつ方の支援を、立法府としてどのように応援しているのか、あるいは国の行政ではどのような位置づけにあるのか、など貴重なお話を頂戴できました。12時間の時差にもかかわらず、カナダから最後まで参加してくれていたキャシディーさんや、お母様のアンジェラさんからも、「てんかんと就労」に関する北米での問題やとりくみについてコメントを頂戴できました。

本イベントにご協力いただきましたエフエム仙台様はじめ、準備段階から当日の運営まで応援してくれた沢山の方々に、実行委員会スタッフ一同、厚く御礼申し上げます。

てんかん科の浮城医師による講演
てんかん科の浮城医師による講演
キャシディーさんのサプライズ出演
キャシディーさんのサプライズ出演
パネルディスカッション
パネルディスカッション

2020.3.16

3月21日開催の宮城パープルデー2020:オンライン接続のご案内

新型コロナウイルス肺炎の流行により中止となったイベントの変わりに、3月21日11時から、宮城パープルデー2020「知って安心、てんかんと就労」のイベントをオンラインで実施します。100サイトまでという上限がありますが、ご自身のパソコンからブラウザ経由での参加が可能です。接続は午前10時45分頃開始予定、イベントは午前11時から約1時間です。詳しい接続方法については、こちらのPDFでご確認下さい。

2020.3.13

植田和さんが、社会福祉士の国家試験に合格しました。

植田和さんは大学院修士課程を今春卒業予定です。大学院では、てんかん患者の離職をテーマに研究をまとめました。社会福祉士の国家資格を得て、今春からは岡山赤十字病院に勤務することが決まりました。植田和さん、おめでとう!

2020.3.2

クラウドファンディングが初日で目標を達成しました!

本日午前9時開始の「てんかん啓発ラジオ番組放送へのクラウドファンディング」は、12時間23分という大学新記録で目標金額900,000円を達成することができました。てんかん啓発が必要という私たちのメッセージに対して、ご賛同下さった沢山の皆様からの応援メッセージにも、スタッフ一同、大変に感動しています。第一目標達成後も、4月30日まで募金活動は続きます。資金が集まると放送回数を増やせるのです。引き続きのご支援と、何よりも暖かな応援メッセージを、どうぞよろしくお願い申し上げます!
クラウドファンディングのURLはこちらです。
また、皆様からの応援コメントはこちらです。

2020.2.28

てんかん啓発ラジオ番組放送へのクラウドファンディングが3月2日オープン

東北大学病院では、地元放送局のDate fm(エフエム仙台)から「知って安心、てんかん」と題した番組を定期放送し、てんかんに対する社会の誤解や偏見を減らしたいと考えています。このために必要な資金を、東北大学としてクラウドファンディングを利用して集めることになりました。最初の目標金額は900,000円です。募金された方への特典も用意されています。ひとりでも多くの方からのご支援や応援メッセージをお待ちしています。
3月2日午前9時公開後のURLはこちらです。

2020.2.28

宮城パープルデーイベント「変更」のお知らせ

2020年の宮城パープルデーイベントは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、以下のように変更いたします。

★第一弾「知って安心、てんかんと就労」★
イオンモール名取で開催イベントを、ウエブからのONLINE生配信イベントに変更します。
日時:2020年3月21日(土)11時〜12時
内容:東北大学病院医局からオンラインにて「知って安心、てんかんと就労」をテーマとしたミニレクチャーと、関係者による座談会をライブ配信。サプライズ出演も乞うご期待!
参加方法:世界中から個人のパソコン等でアクセス可能(先着100名まで)。接続方法は、こちらのホームページで近日中に公開予定。

★第二弾「仙台89ERSとのコラボレーション」★
2020年3月22日(日)に予定していたイベントは中止します。なお当該ゲームは予定どおり開催されます。
2020年の宮城パープルデーイベントに向けてご協力いただいた皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

2020.1.31

宮城パープルデー2020のポスター完成。今年もやります!

3月26日はパープルデー。てんかんへの誤解と偏見を取り除くための国際的な啓発活動の日です。宮城パープルデー2020のポスターが出来上がりました。今年のイベントは3月21日(土)です。会場はイオンモール名取・あおばコート。参加無料・予約不要で、どなたでも参加できます。テーマは「知って安心、てんかんと就労」。今年もやります!

2019.12.20

九州医事新報に掲載されました

東北大学病院てんかん科でとりくんでいる遠隔てんかん外来と,てんかんオンラインセカンドオピニオンについての記事が,本日号の九州医事新報とウエブ版に掲載されました.

2019.11.26

インドネシアへ遠隔てんかん講義が行われました

この週はインドネシアのパル市から、さくらサイエンスプロジェクトでインドネシアの医師と学生が東北大学医学部を訪問しています。以前に、てんかん学分野に留学していた Wijoyo Halim 先生も引率教員として来日しました。この日、Halim 先生の通訳のもと、パル市のアル・カイラート大学(Al-Khairaat University)の医学部学生や研修医を対象にして、中里教授による Epilepsy & Telemedicine(てんかんと遠隔医療)と題した講義が行われました。東北大学病院の遠隔てんかん外来や遠隔てんかん症例検討会は、東日本大震災を契機として始まりましたが、このパル市も2018年のスラウェシ島地震とその後の大津波によって被害を受けました。現在、東北大学ではパルの医療を応援するための様々なプログラムを展開しています。

遠隔てんかん講義の様子

2019.10.14

東北大学医学部懇談会(保護者会)で中里教授が模擬講義をしました

東北大学医学部懇談会とは、医学部の医学科と保健学科の全在校生の保護者を対象とした3年に1回の会合です。この日の午前中に始まった全体会議において中里教授は「知って安心、てんかん」と題した模擬講義を行いました。この模擬講義は医学部医学科1年生への30分の入門講義の内容を15分に短縮したものです。講義の中で中里教授は、東北大学医学部では医学や医療について教えるだけではなく、医師以外の多職種との連携の重要性や、啓発活動も含めた社会への発信の重要性も教えている点を保護者に伝えました。